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【アジア杯】森保監督 伊東の離脱は「アジアのサッカーの発展にも響く」「非常に残念」イラン戦前日会見

[ 2024年2月2日 19:01 ]

<サッカー日本代表会見>会見に臨む森保監督と守田(撮影・西海健太郎)
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 サッカーのアジア杯準々決勝(3日)でイラン代表と対戦する日本代表の森保一監督(55)が2日、カタール・ドーハ市内で前日会見に出席。この日、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(66)が都内のJFAハウスで会見しFW伊東純也(30=Sランス)の離脱を発表したことについて言及した。

 「彼は素晴らしい選手で、プレーできないというところは、アジアのサッカーの発展にも響くことだと思います。アジアのサッカーを見てくださる方々、明日の日本-イランという素晴らしい戦いの中で、世界のトップ基準で戦える選手がいなくなるのは非常に残念に思う。彼がアジアの選手として世界で戦えるプレーを見せてくれることを、一緒に応援していただければと思います」と強調した。

 伊東をめぐっては1月31日にデイリー新潮で昨年6月に大阪市内で同意を得ないまま性行為に及んだ疑いが報じられるとともに、大阪府警が女性2人からの刑事告訴を受理したことも判明。伊東は同日のバーレーン戦でベンチ入りしたもののプレーせず、試合後は「サッカー以外のことは駄目だと言われたので」とだけ話していた。

 一方、伊東の代理人弁護士は1日、性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出し、受理された。弁護士は取材に「全くの事実無根だ」と主張。告訴状では、伊東はホテルで2人と過ごしたが、2人の話は不自然に変遷しており、物的証拠は一切存在しないとしている。府警は双方から話を聴き、慎重に調べるとみられる。

 田嶋会長は、前日会見の約2時間前に都内で行われた会見で「昨日の日本時間の夕方に伊東選手の離脱についてご案内した。カタールで戦っているチームから連絡があり、選手からの熱い思いの中で、継続して戦いたいという気持ちがあったとは聞いていますが、我々としてはしっかりした情報を集めて議論していきたいということで、昨晩は一時的に離脱について延期したが、本日改めて検討することとした。本日、専門家弁護士の方、さまざまな方に入っていただきMTGを行い、現在の状況を考えると、チームを取り巻く環境が騒がしいことが続くことも想定される。サッカーに集中できる環境をJFAとしてしっかりつくる必要があるということで、伊東選手のコンディションを含めて考えた上で、JFAとして総合的に判断した。今回、離脱のご案内をした後、再検討するなど皆さんには二転三転したことをお詫び申し上げたい。しっかりとチームが戦える環境をつくるということで総合的に判断した」と一連の経緯を説明するとともに、伊東の離脱決定を発表していた。

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