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【アジア杯】久保「伊東選手の気持ちが一番大事」離脱に思い 「誰が出てもいいような準備して臨むだけ」

[ 2024年2月2日 19:47 ]

<サッカー日本代表練習>練習に汗を流す南野と久保(撮影・西海健太郎)
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 サッカー日本代表MF久保建英(22=レアル・ソシエダード)が2日、アジア杯準々決勝(3日)イラン代表に向けて調整した。前日練習後には離脱が正式決定したFW伊東純也(30=Sランス)について言及した。

 イラン戦に向けた状態について「中2日、軽めだが、その分、確認はしっかりできた。戦術確認もしっかりした。大丈夫です」と表情明るく答えた久保。そして伊東について話が及ぶと「僕らのメンタルは問題ないというか…。そもそも、選手がコメントできる立場ではない。大会にフォーカスしたいし、伊東選手の気持ちが一番大事。僕から何かコメントすることはできないし、それを聞きたいならば広報に聞いてください」と厳しい表情で語った。

 ケガ人や伊東の離脱など、チームとしてさまざまな問題を抱える中で「大会通じて、いろんな選手が、それこそ旗手選手がケガしたりして、三笘選手も1次リーグはいなかった。そのための26人の枠。代わりの選手が“俺がやる”と熱い気持ちでやるのがベストだと監督も話したので、自分たちは誰が出てもいいような準備して臨むだけ」と冷静に意気込みを語った。

 右サイドでの先発も予想される久保。「誰でも攻撃参加してくれれば、あとは僕の判断。右のプレーは元々チームでやっているので問題ない。プレーでは勝つための最善は何かを模索している。盛り上げ要素は抜き。でも切れ込んだり勇気あるプレーは意識している」と準々決勝に向けて静かに闘志を燃やしていた。

 同じく右サイドでの起用も考えられる堂安は、「簡単な話じゃなくなっている。自分たちの意見も出したが、選手の意見が全て通るとも思っていないのも事実。ただ、何も言わなければ後悔すると思って言った。決定は仕方ない。二転三転の決定は“どうなってるんだ?”と思っただろうけど、僕たちはチームのことで、自分のことのように考えて意見を出し合った。雑音が増えてきた時に屈しているようでは強いチームじゃない。これでチームが一つになれるんじゃないかな。能力は高い。推進力も高いし、走れる機動力の高い選手が多い」と素直な思いを口に。伊東離脱でのポジションについても「ポジションは関係ない。前日なので、チームのためにも忘れないといけないし、勝つために全員で準備したい」と力強く語った。

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