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【アジア杯】伊東純也の離脱の最終判断は先送り 山本昌邦氏「残す方向で改めて調整するということに」

[ 2024年2月2日 07:31 ]

日本代表の伊東純也
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 日本サッカー協会(JFA)の山本昌邦ナショナルチームダイレクターが1日夜(日本時間2日未明)、報道陣の取材に応じ、性加害疑惑報道のあったMF伊東純也の今後の処遇などについて説明した。JFAはカタールで開催しているアジア杯に参戦中の日本代表から、同日午後1時半(同午後7時半)に伊東が離脱すると発表。しかし、約6時間後の午後8時過ぎ(同2日午前2時過ぎ)に急転し、同日中には離脱しないと発表していた。

 山本氏によると、伊東の離脱決定後に、選手たちから優勝を目指す中で一緒に戦いたいという声が挙がったという。その後、森保監督やスタッフ、選手たちと話し合いを持ち、田嶋幸三会長に相談し「残す方向で改めて調整するということになった」と話した。また、離脱発表から急転した背景を「選手たちの純也と一緒に戦いたいという強い声はあった。それも大きな要因の一つ」とした。

 一方で、離脱を撤回したのではなく最終判断を先送りしたとの認識を示したうえで、田嶋会長や協会幹部、専門家を含めた協議を日本時間2日午前に行い、再検討すると説明。再び離脱の決定を下す可能性については「それもゼロではない」と話すにとどめた。

 伊東には1月31日にデイリー新潮で昨年6月に大阪市内で同意を得ないまま性行為に及んだ疑いが報じられるとともに、大阪府警が女性2人からの刑事告訴を受理したことも判明。伊東は同日のバーレーン戦でベンチ入りしたもののプレーせず、試合後は「サッカー以外のことは駄目だと言われたので」とだけ話していた。

 一方、伊東の代理人弁護士は1日、性加害はなかったとして、虚偽告訴容疑の告訴状を大阪府警に提出し、受理された。弁護士は取材に「全くの事実無根だ」と主張。告訴状では、伊東はホテルで2人と過ごしたが、2人の話は不自然に変遷しており、物的証拠は一切存在しないとしている。府警は双方から話を聴き、慎重に調べるとみられる。

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