×

オランダ代表 親善試合で故クライフ氏に拍手 指揮官「恩人」

[ 2016年3月26日 10:02 ]

 オレンジに染まったスタジアムの4万6千人が英雄をたたえた。25日にアムステルダムで行われたサッカーの国際親善試合、オランダ―フランスで24日に68歳で死去したオランダの世界的名選手ヨハン・クライフ氏をしのび、1分間試合を中断して拍手が送られた。

 故人が一時代を築いたクラブ、アヤックスの本拠地での一戦。代名詞の背番号「14」が随所にちりばめられた。拍手は前半13分から14分まで。この日、オランダ代表の14番は欠番となり、観客席には14番を背負うクライフ氏の勇姿を染め抜いた大きな横断幕が掲げられた。オランダのユニホームの右袖には14の数字が記され、選手は腕に喪章をつけて戦った。

 アヤックスの後輩でもあるオランダのブリント監督は「彼は私のサッカー人生を豊かにしてくれた恩人。拍手の間は試合の指揮のことは忘れ、彼のことを思った」とサッカーの歴史を塗り替えた偉大なカリスマとの別れを惜しんだ。(共同)

続きを表示

2016年3月26日のニュース