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手倉森監督、采配ズバッ!「総合力を示せて非常によかった」

[ 2016年1月17日 00:34 ]

<タイ・日本>後半4分、2点目のゴールを決めた矢島(右)とハイタッチする手倉森監督
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U―23アジア選手権1次リーグB組 日本4―0タイ

(1月16日 カタール・ドーハ)
 タイに4―0で快勝し、勝ち点を6として19日のサウジアラビアとの最終戦を待たずに準々決勝進出。U―23日本代表・手倉森監督は「メンバーを替えて戦ってね。こうやって総合力を示せたことは非常によかったと思う」と笑顔で振り返った。

 中2日での試合が続く強行日程の中、指揮官は1―0で勝利した北朝鮮との初戦から実にスタメン6人を入れ替えた。北朝鮮で決勝ゴールを決めたDF植田を温存して奈良を起用、FWには初戦で出番がなかった浅野を使った。

 所属する広島でJ1優勝に貢献した浅野はゴールこそなかったが、持ち前のスピードを生かしたプレーで攻撃のリズムを演出。1―0とリードして前半を折り返すと、手倉森監督は先制ゴールのFW鈴木に代えて後半からFWオナイウを投入。これ起用が2点目をもたらし、さらに浅野に代って後半26分から出場したFW久保が2得点と、采配が的中した。

 「アタッカーが点を取ってくれたんでね。これからの戦いでみんなが勢いに乗ってやってくれればいい」と指揮官。2連勝で1次リーグ突破を決めたことで19日のウジアラビア戦での戦い方も選択肢が広がる。「ショートカウンターで手数をかけない攻撃と取ったあとのポゼッションをコントロールできる試合ができれば最高ですけどね」。その視線は正念場となる準々決勝に向けられている。

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2016年1月17日のニュース