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手倉森監督 先発6人入れ替えズバリ「総合力を示せたのは良かった」

[ 2016年1月17日 05:30 ]

<タイ・日本>後半4分、2点目のゴールを決めた矢島(右)とハイタッチする手倉森監督

U―23アジア選手権1次リーグB組 日本4―0タイ

(1月15日 カタール・ドーハ)
 手倉森監督が“大胆采配”で勝利をもぎ取った。勝てば1次リーグ突破が決まる一戦だったが、リスクを伴いながらも主力で臨んだ北朝鮮戦から思い切って先発を6人変更した。それでも終わってみれば4発大勝。指揮官は「総合力を示せたのは非常に良かった」としてやったりの表情で振り返った。

 手倉森ジャパンはこれまで14年U―22アジア選手権(オマーン)、仁川アジア大会でいずれも8強敗退。指揮官は過去の反省から、今予選の準々決勝に体調のピークを持っていくように調整し、この試合では勝利はもちろん「みんなが決勝トーナメントで万全になるように」と長い目でチーム全体のコンディション調整も視野に入れて戦っていた。2―0の後半9分に奪われたPKは失敗。相手のミスに救われた感もあるが、目標はあくまでも五輪切符。大胆なターンオーバーの裏には明確なプランがあった。

 攻撃陣が爆発するなどプラス材料も多かった一戦。指揮官はさらなる強敵が待ち受ける今後へ「アタッカーが点を取ってくれて、みんなが勢いを持ってやってくれれば」と期待した。

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2016年1月17日のニュース