広島１２月８戦目…疲労困敗　寿人「悔しさを来季につなげる」

＜Ｇ大阪・広島＞広島イレブンはＧ大阪に敗れ肩を落とす

天皇杯準決勝 広島０―３Ｇ大阪

（12月29日 ヤンマー）
　戦い続けてきた広島が力尽きた。開始早々に先制点を献上。後半は同点に追いつくチャンスをつくりながらも生かせず、逆にＧ大阪に仕留められた。ＪリーグのＣＳとクラブＷ杯をこなし、１２月は２８日間で８試合目。今季公式戦５１試合目での完敗に、森保監督は「今、我々のできることを出し切ってくれた」と選手たちをねぎらった。

　ＭＦ柴崎ら離脱者を抱える上に、ＤＦ塩谷が出場停止、ＦＷドウグラスが疲労により欠場。代役の選手が活躍することで１２月の過密日程を乗り切ってきたが、この日は前半から簡単なミスが続くなど、らしくない場面が見られた。「今はゆっくり休みたい」と本音を口にした元日本代表ＦＷ佐藤。ただ、次の瞬間には「この悔しさを来季につなげないといけない」とＡＣＬも戦う１６年シーズンを見据えた。