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アジア杯はアギーレ監督で 原専務理事、今後の交代に含みも

[ 2014年12月18日 22:40 ]

記者会見で疲れた表情を見せる原専務理事(右)

 日本サッカー協会の原博実専務理事は18日、東京都内で理事会後に記者会見し、八百長に関与した疑いでスペイン検察当局から告発された日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)に、来年1月のアジア・カップで指揮を任せる方針を示した。

 スペインの司法制度では、告発を裁判所が受理した後に本格的な捜査が始まる。手続きの進展によって出頭などで代表活動に支障が出る恐れもあり、原専務理事は「いろいろなことは考えている。あらゆる対応ができるように」と今後の監督交代に含みを持たせた。

 スペイン1部リーグのサラゴサ(現2部)を率いていた2011年5月の最終節でレバンテを下した試合に八百長の疑いがある。日本協会はアギーレ監督が告発されたことを受け、17日に監督への2度目の聞き取りを実施。監督は「八百長には一切関与していない」とあらためて潔白を主張したという。

 原専務理事は「現段階でアギーレ監督をどうこうとは全く考えていない」と強調し、情報収集を進める姿勢を示した。大仁邦弥会長は「ご心配をおかけして申し訳ない」と謝罪した。

 日本代表はオーストラリアで開催されるアジア・カップで2連覇を目指し、今月29日から合宿に入る予定。

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2014年12月18日のニュース