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レアル大勝で初V王手 ロナウド不発もラボーナで沸かせた

[ 2014年12月18日 05:30 ]

クルスアスル戦でオーバーヘッドキックをするC・ロナウド(AP)

 トヨタ・クラブW杯は16日、モロッコのマラケシュで準決勝1試合を行い、欧州王者レアル・マドリードが北中米カリブ海代表のクルスアスル(メキシコ)に4―0と大勝した。FWクリスティアーノ・ロナウド(29)は無得点だったものの2アシストをマーク。レアルは公式戦連勝を21に伸ばし、大会初優勝を懸けて20日の決勝でサンロレンソ(アルゼンチン)―オークランド(ニュジーランド)の勝者と対戦する。

 最大の見せ場は3―0の後半17分だった。左サイドからFWベイルが送ったクロスに対し、C・ロナウドは右足を左足の後ろから回して体の左側でシュート。GKの正面を突いたものの、足を交差させて蹴るスーパープレー「ラボーナ」で場内を沸かせた。自身はノーゴールだったものの、後半5分に左クロスでチーム3点目、同27分にもクロスで4点目をアシストし、今大会の主役であることをアピールした。

 今季は国内リーグ14試合で既に25得点。6戦全勝で1次リーグを突破した欧州CLでも5得点と絶好調だ。過去に所属クラブとポルトガル代表の試合が行われた28カ国全てで得点を挙げており、今回モロッコで決めると29カ国目となる。前身のインターコンチネンタル杯とトヨタ杯を60、98、02年と3度制したレアルも、現行方式のクラブ世界一決定戦では優勝がない。それだけにアンチェロッティ監督は「クリスティアーノ(ロナウド)は決勝にゴールを取っておいたんだろう。間違いない」と“世界一弾”に期待していた。

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2014年12月18日のニュース