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清武CKで決勝点演出 「びっくり」代表復帰もアジア杯へ調子UP

[ 2014年12月18日 05:30 ]

アウクスブルク戦の前半、先発出場し競り合うハノーバーの清武(左)

ブンデスリーガ第16節 ハノーバー2―0アウクスブルク

(12月16日)
 ハノーバーの日本代表MF清武弘嗣(25)が16日のアウクスブルク戦で決勝点の起点となり2―0勝利に貢献した。左MFで先発し、前半20分に左CKからゴールを演出。全3得点に絡んだブレーメン戦から中2日の一戦で、再び結果を出した。来年1月9日に開幕するアジア杯オーストラリア大会に向けて調子を上げている。

 正確なキックで決勝弾をお膳立てした。0―0の前半20分、左CKのチャンス。清武の右足から放たれたボールをMFラースが頭でそらすと、真後ろにいたDFサネの頭に当たりゴールネットが揺れた。13日のブレーメン戦は1得点1アシストを含む全得点に絡んだが、3―3の引き分け。今回はチームの5試合ぶり勝利に直結するCKに「連係は良くなっている。勝てたことが何よりも大きかった」と笑顔を見せた。

 来年1月9日に開幕するアジア杯に臨む日本代表に選出され、今夏のW杯ブラジル大会以来の復帰を果たした。今季はリーグ16試合中15試合に先発して、コンスタントに活躍。アギーレジャパン発足後から6試合招集を見送られていただけに「正直びっくりした」と驚いているが、香川、本田らが所属クラブで苦戦する中で、アジア杯の代表切符獲得は当然の流れだった。

 日本代表のアギーレ監督が八百長疑惑で告発され、今後の行方を気にかけているが「とりあえず(冬の)休みまでにあと1試合しっかりやりたい」と年内最終戦となる21日のフライブルク戦に集中している。W杯ブラジル大会の出場時間はコロンビア戦のラスト5分だけ。指揮官の八百長問題でチームの士気の低下が懸念される中、18年W杯ロシア大会での雪辱を誓うアタッカーの活躍が光明となった。

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2014年12月18日のニュース