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U―21日本に敵地の洗礼…ピッチに野犬、照明消え、大音量コーラン

[ 2014年12月18日 05:30 ]

多くのバングラデシュ記者陣に囲まれて会見するU-21日本代表の手倉森監督。左はDF松原

 U―21日本代表が痛烈な“洗礼”を受けた。東南アジア遠征の締めくくりとなる18日(日本時間午後8時)のバングラデシュA代表との親善試合に備え、17日は試合会場のボンゴボンドゥ・スタジアムで1時間の公式練習を行った。だがピッチはデコボコで、スタジアム内にもかかわらず野犬がうろつくという劣悪な環境。練習途中には照明の一部が消え、敷地内のスピーカーからは大音声でコーラン(イスラム教の経典)が流れるハプニングも起こった。

 さすがに手倉森監督が「想像以上ですね」と苦笑いを浮かべれば、エースFW久保(ヤングボーイズ)も「(ピッチは)硬いですね」と顔をしかめた。だが“追い込む”ことを今合宿のテーマの一つに掲げてきた指揮官は「選手には“劣悪な状態の中でもできるところを見せよう”と気合を入れた。これは刺激になるし、いい経験だ」と逆風を力に変えることに期待を寄せた。

 バングラデシュ戦には2万4000人収容のスタジアムに4万人ほどのファンが押し寄せることが濃厚という。完全アウェーになるがリオデジャネイロ五輪1次予選へ向けて勢いを付けるためにも負けられない。

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2014年12月18日のニュース