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夏のリベンジ!青森山田、鮮やか大勝!

[ 2010年1月5日 14:50 ]

青森山田―神村学園 前半28分、2点目のゴールを決めて祝福される青森山田・野間(左から3人目)

 第88回全国高校サッカーは5日、準々決勝が行われ市原臨海競技場では13年連続出場の青森山田(青森)が神村学園(鹿児島)と対戦。青森山田は前半23分に赤坂がFKを頭で合わせて先制すると、28分には野間が巧みなドリブルから決めて加点。後半にも成田、柴崎が落ち着いてシュートを決めた。神村学園は終始相手の堅守を崩せなかった

 青森山田は昨年8月の高校総体で神村学園に敗れており、雪辱を果たした。準決勝は9日に関大一(大阪)と激突する。

 【青森山田4―0神村学園】攻撃力が売りのチーム同士の一戦は、4―0という一方的なスコアに終わった。快勝した青森山田の黒田監督は「いい守備ができたから生まれた4得点」と満足そうな表情を浮かべた。
 昨夏の全国高校総体でPK戦の末に惜敗した神村学園との再戦。しかも相手は今大会の初戦で、10得点を挙げる決定力を見せつけていた。
 黒田監督は「同じ相手に2度もタイトルを阻止されるのは、絶対にあってはならない」と選手たちを鼓舞。この試合前日には相手のトリッキーな連係を止める守備練習を徹底し、雪辱の舞台に臨んだ。
 その対策が当たった。主導権を奪い、前半23分にセットプレーで先制。5分後にFW野間の個人技で加点すると、その後は狭いスペースでの巧みなボールキープや大胆なパス交換を織り交ぜ、貫禄の試合運びを見せた。
 1ゴール、1アシストの野間は「つなぐところはつないで、蹴るところは蹴る。やることがはっきりしてきた」。9大会ぶりに準決勝へ進み、黒田監督は「ここまで来たら頂点を目指す」と宣言した。

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2010年1月5日のニュース