伊調馨３連覇達成！日本人女子選手として初の快挙

女子63キロ級決勝　中国選手（下）を攻める伊調馨

ロンドン五輪レスリング

　女子のフリースタイル６３キロ級決勝で、伊調馨（ＡＬＳＯＫ）が景瑞雪（中国）を下し、０４年アテネ、０８年北京に続く金メダル。日本人女子選手として初の五輪３連覇を達成した。

　３０秒過ぎに正面からタックルを決め３ポイントを奪い、第１ピリオドを取る。第２ピリオドも４０秒過ぎに相手の片足タックルをしのいでバックを取り１ポイント先取。１分４０秒、再びバックを取り１ポイント追加しそのまま逃げ切り、伊調コールが会場中に響くなか前人未到の偉業を達成した。

　初戦となった２回戦で、０８年北京五輪の準決勝で苦戦したマーティン・ダグレニアー（カナダ）に２ピリオド連取して快勝。３回戦ではハンナカタリナ・ヨハンソン（スウェーデン）、準決勝でバトチェチェグ・ソロンゾンボルド（モンゴル）に圧勝。決勝も含めた４試合で１ピリオドも許さない圧倒的な内容で頂点へ到達した。