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永井が!麻也が!日韓戦に気合「勝って終わろう」

[ 2012年8月9日 06:00 ]

<日本・メキシコ>試合終了後、降りしきる雨の中、立ち上がれない大津(左)に手を差し伸べる吉田

ロンドン五輪サッカー男子3位決定戦 韓国―日本

(8月10日 カーディフ)
 決勝進出を阻まれたメキシコ戦から一夜明けた8日、関塚ジャパンの若きイレブンは、3位決定戦に向けて必死に気持ちを切り替えた。

 選手村で非公開の調整を行った後に韓国戦の会場カーディフへ移動。報道陣には対応しなかったが、メキシコ戦は左太腿負傷を押して奮闘した永井謙佑は自身のツイッターで「悔しい!でも、前を向きます!4年前(08年のU―19アジア選手権)の屈辱を晴らすときが来ました!これは神様のイタズラかな?韓国だけには負けたくない!」と宿敵に対する並々ならぬ闘志を表現した。

 金、銀メダルはなくなったが、68年メキシコ大会に並ぶ銅メダルへの思いはチーム全員が共有している。主将の吉田麻也は、サッカー界屈指の人気を誇る自身のブログで「オリンピック最後の一試合。銅メダルに向けて前進あるのみ!勝って終わろう」といつもの笑いは封印して決意表明。清武弘嗣はブログで「しゅん~ランクは下がるけど、銅メダル!かけてあげるからな!パパは頑張るぞ」と昨年11月に生まれた長男・真駿くんに勝利を約束した。

 酒井宏樹がツイッターで「よし、切り替えた。みんなで試合できる最後の日韓戦。しかもメダルをかけて!チーム全員で勝てるように準備します」と前を向けば、杉本健勇はブログで「絶対勝つ!そしてメダルを獲る!勝って皆で喜ぼう!最高の仲間で!」とチーム一丸を強調。前評判を覆して4強入りした関塚ジャパンが有終の美を飾り、銅メダルを日本に持ち帰る。

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2012年8月9日のニュース