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カヌー日本女子快漕6位「力出し切った」

[ 2008年8月23日 06:00 ]

(右から)鈴木、竹屋、北本、久野は6位に入賞し笑顔を見せる

 【北京五輪 カヌー】フラットウオーター女子カヤックフォア五百メートルで、日本(北本忍、久野綾香、竹屋美紀子、鈴木祐美子)が1分36秒465で6位入賞を果たした。チームの大黒柱、北本は「自分たちのレースをすることだけを考えていた。力を出し切った結果に満足している」と振り返った。カヌー競技では今大会のスラローム女子カヤックシングルで竹下百合子の4位入賞があったが、この種目では日本勢初の入賞となった。

 04年アテネ大会は決勝で最下位の9位に沈んだ。20歳の久野を除くアテネ組の3人は雪辱を胸にレースに臨んでいた。「アテネが終わってから、北京の決勝1本に目標を絞って練習してきた」と竹屋。今季は標高2200メートルのメキシコやポルトガルなどで強化合宿を張り、1日で65キロの距離をこいだこともある。体重が軽い日本が不利とされる向かい風の中での快挙は猛練習の成果だった。
 鈴木は「この4年間は苦しいこともたくさんあったが、よく耐えられた」。生活のすべてをカヌーにささげて勝ち取った快挙に、4人の笑顔がはじけた。

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2008年8月23日のニュース