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リレー銅の4人が会見 朝原「すごいことやった」

[ 2008年8月23日 18:32 ]

記者会見後、メダルをかじるポーズをする陸上男子400メートルリレーで3位になった(左から)塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治

 【北京五輪・陸上】男子四百メートルリレーで銅メダルを獲得した4人のメンバーが、レースから一夜明けた23日に記者会見し、アンカーの朝原宣治(大阪ガス)は「すごいことをやった感じで、感動している」と喜びをかみしめた。

 トラック種目でのメダル獲得は日本勢にとって80年ぶりで、男子では史上初という快挙。第1走者の塚原直貴(富士通)は「興奮で一睡もできなかった」という。第3走者の高平慎士(富士通)は「夢かと思うぐらい」と笑い、第2走者の末続慎吾(ミズノ)は「メダルの瞬間が日本短距離の新たなスタート」とさらなる飛躍を誓った。
 昨年の世界選手権(大阪)で5位に入ったときと同じメンバー。最後の五輪となる36歳の朝原の花道を飾ろうと、団結した。高平は「きのうは気持ち良くバトンを渡せた。魂をつないだ」と胸を張り、末続は、朝原が抜けた後も「リレーを日本の伝統として、また(強いチームを)つくっていきたい」と意欲をのぞかせた。
 今季はあと2試合にエントリーしているという朝原は、9月23日のスーパー大会の百メートルが「(現役)最後かもしれない」と示唆。「きっちり調整して、この4人で走りたい」と個人での真剣勝負を楽しみにしていた。(共同)

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2008年8月23日のニュース