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鉄腕・上野らソフト戦士が“金の凱旋”

[ 2008年8月23日 20:03 ]

北京から笑顔の帰国も斎藤監督(前列左から3人目)上野投手(その右)らソフトボール日本チーム

 北京五輪で悲願の金メダルを獲得したソフトボールの日本代表が23日、成田空港着の航空機で帰国した。空港には関係者やファンら約500人が待ち受け、2004年アテネ五輪まで3大会連続優勝の米国を下しての快挙を祝福した。

 米国との決勝を3―1で制す原動力となったエース上野由岐子投手(26)=ルネサス高崎=は「たくさんの人に祝ってもらい、世界で勝つのはこれほどすごいのか、と感じた」と金メダルの重みをあらためて実感した様子。所属チームの宇津木麗華監督に迎えられ、中国出身の同監督の首にメダルをかけて抱き合い、喜びを分かち合った。
 行方不明になったといわれていた決勝のウイニングボールは、チーム関係者が驚かそうと思って隠し持っていた。記者会見で手渡された斎藤春香監督は「日本だけでなく、世界中の人にソフトの楽しさを伝えたい」と笑顔で話した。
 ソフトボールは日本の球技では1976年モントリオール五輪のバレーボール女子以来、32年ぶりの金メダルとなったが、次回の12年ロンドン五輪では実施競技から除外されることが決まっている。

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2008年8月23日のニュース