×

シンクロ日本もメダル失う、減点で5位

[ 2008年8月23日 16:06 ]

チームフリールーティン 日本チームが見せた高いジャンプ

 【北京五輪・シンクロナイズドスイミング】チームの後半フリールーティン(FR)を行い、日本は減点も受けて47・167点にとどまり、テクニカルルーティン(TR)との合計95・334点で5位に終わった。シンクロが初採用された1984年ロサンゼルス五輪以来、日本がメダルを逃したのは初めて。

 FRで50・000点の満点を出したロシアが合計99・500点で優勝し、3大会連続でデュエットとの2種目制覇を果たした。2位はスペイン。中国は3位でシンクロで初のメダルを獲得した。

 ▼青木愛の話 力は出し切ったが、悔しくないといったらうそになる。メダルを落とした実感がわいてきたら、涙が出てきた。

 ▼小村恵里佳の話 メダルを目標にやってきたので悔しい思いはある。でも持てる力を出し切った結果なので悔いはない。

 ▼原田早穂の話 TRで中国に上に行かれてしまい、挑戦者の立場だった。悔しいというより、先輩たちが築いてきたメダルを落としたのは申し訳ないし、情けない気持ちです。

 ▼橘雅子の話 悔いのないように演技した。メダルを目指したので残念だが、悔いはない。

 ▼川嶋奈緒子の話 結果は負けてしまったけど、悔いはない五輪だった。やるだけのことはやった。自分の中ではいいパフォーマンスができた。

 ▼金子正子チームリーダーの話 チームで(メダルを)取れなかったのは悔しいし残念。力が足りなかった。ラストでだいぶバテた。切れも悪かった。中国は切れ味の良さがあった。今後は世代交代していくつもり。

 ▼小谷実可子さん(ソウル五輪銅メダリスト)の話 メダルを取れなかったのは力及ばず。勢いもスピードも気迫も中国が上回っていた。デュエットのように強さや訴える説得力を出さないと勝負にならない。

 ▼林利博・日本水連会長の話 力負け。体格のいい選手の素材発掘と、出し物を研究し直すことが課題だ。今までの延長では駄目だ。(共同)

続きを表示

2008年8月23日のニュース