FRUITS　ZIPPER「次の目標は武道館」　宣言後に武道館開催発表でメンバー号泣

初のアリーナ公演を開催した「FRUITS　ZIPPER」の（左から）真中まな、月足天音、早瀬ノエル、櫻井優衣、松本かれん、仲川瑠夏、鎮西寿々歌
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　女性7人組アイドル「FRUITS　ZIPPER（フルーツジッパー）」が28日、東京・千駄ヶ谷の東京体育館で、自身初となる全国ツアーのファイナルを迎えた。7都市7公演で1万6000人を動員し、この日はグループ初のアリーナ公演も達成。8000人の前で代表曲「わたしの一番かわいいところ」など全23曲を披露した。（吉澤　塁）

　終盤にはファンとメンバーにうれしいサプライズが待っていた。アンコール後に新曲「キミコイ」を披露し終わると、来年5月18日に結成2周年を記念したコンサートを東京武道館で開催することが発表された。

　ライブ前に行われた取材会でメンバーの真中まな（24）が「グループの次の目標は武道館です！」と宣言していたばかり。そんな中での発表に櫻井優衣（23）は「うれしい…」と号泣。鎮西寿々歌（24）は「ライブ前の会見で話していた夢が、たった数時間後にかなうなんて」と飛び跳ねた。

　グループは昨年4月に結成し、わずか1年半で日本武道館にたどり着いたことになる。中でも飛躍のきっかけとなったのが同月にデジタルリリースされた「わたしの一番かわいいところ」。♪それかわいい　あれかわいいなんて…と歌いながら見せる“かわいい”振り付けが中高生を中心にヒット。TikTokの総再生数が9億回を突破した。

　鎮西はここまでの活動を振り返り「10年間くらい経っている感覚」と充実感いっぱいの表情。初のアリーナのステージに「2、3階にも人がいて、こんなにたくさんの人に私たちのパフォーマンスを見せることができてうれしい」と語っていた。

　その言葉通り、トロッコに乗っての歌唱や炎を使用した特効など、アリーナならではの演出をふんだんに詰め込みながら約2時間半のステージを完走した。