福山雅治「帰って来たばい！福岡！」当日告知の映画PRイベントに7000人集結

JR博多駅前広場で映画「沈黙のパレード」のPRイベントを行う福山雅治、柴咲コウ
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　歌手で俳優の福山雅治（53）と柴咲コウ（41）が12日、福岡県のJR博多駅前広場で映画「沈黙のパレード」（監督西谷弘、16日公開）のPRイベントを行った。

　長崎出身ながら両親のルーツが共に福岡という福山は「帰って来たばい！福岡！」と“故郷”凱旋を満喫していた。

　米俳優トム・クルーズ（60）ら多くのスターが映画のキャンペーンで同所を訪れているが、ここ数年は新型コロナの感染拡大の影響で同種のイベント自体が中止を余儀なくされ、関係者によると、有観客では約3年ぶりの開催となった。

　作品は、変人だが天才的頭脳を持つ物理学者・湯川学を主人公にした東野圭吾氏（64）のガリレオシリーズ第9弾が原作。「容疑者Xの献身」（08年）、「真夏の方程式」（13年）に続いて9年ぶり3作目の映画化で、かつて少女殺害事件で容疑をかけられながら無実となった男が夏祭りのパレード当日に殺されるところから物語が展開していく。

　駅前広場でのイベントは、この日朝に映画の公式SNSなどで告知したところ、延べ7000人のファンが集結。イベント開始前には登場を待ちわびる観客から「ましゃコール」が起こり、そんな中、2人が3階テラスに姿を見せるとボルテージは最高潮。柴咲が「久しぶりに熱気を肌で感じることができて感激しています」と話したほどだった。

　「真の故郷と呼べる場所に帰ってこられて本当にうれしい」と笑顔の福山はコロナ後初となる大規模な映画イベントの開催に「希望を感じた瞬間」と感慨深げ。そして「自分たちができること全てでお返ししたいと思わせてくれる熱気があった」と高所恐怖症にもかかわらず、地上約20メートルのステージから身を乗り出して声援に応えていた。