赤井英和「お帰りと言ってもらえる」 地元大阪・道頓堀を練り歩き長男・英五郎監督作アピール

[ 2022年8月26日 20:02 ]

自身のドキュメンタリー映画「AKAI」の舞台あいさつのため、大阪・道頓堀を訪れた赤井英和
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 俳優の赤井英和(63)が26日、自身のドキュメンタリー映画「AKAI」(9月9日公開)の舞台あいさつのため、故郷の大阪市を訪れた。慣れ親しんだ繁華街の道頓堀を練り歩いて同作のビラを道行く人々に配布。その後の舞台あいさつでは「地元が(市内の)西成ですから。ニッカボッカと地下足袋をはいた人から“お帰り”と言ってもらえる」と笑った。

 浪速高、近大を経てプロデビューし、愛称「浪速のロッキー」として絶大な支持を得た現役時代。引退後、映画「どついたるねん」などに出演した俳優活動や最近のインタビューを、米国で映像を学んだ長男のプロボクサー・英五郎(27)が初監督して映画化した。アマチュアを経て昨年9月にプロデビューした英五郎はプロ3戦目が近く、調整のために同行しなかった。

 舞台あいさつには赤井の出身小学校の後輩であるヒップホップ歌手・SHINGO★西成(50)が登壇。同作のエンディング曲「独立記念日」を歌唱した。「英五郎がエンディング曲に“独立記念日”を使わしてほしいと、自分でお願いにいった」。起用の経緯を語った赤井は、旧知の後輩の歌唱に「ドキがムネムネしました」と独特の表現で胸がドキドキした様を語った。

 同作でも描かれたように、85年の試合でKO負けし、急性硬膜下血腫と脳挫傷を負い、開頭手術を受けた。医師から「両親は“8割あきらめて”と言われた」と当時を回想した上で、「ほんまに死にかけた私ですが、今でも元気にやってる。明日とは明るい日と書く。映画から伝わってくると思います」とコロナ禍に終わりが見えない現代社会へ届けるべき作品と訴えた。

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2022年8月26日のニュース