遠藤憲一 芸能界の扉を開いた一日限りの自主公演「プロダクションの人が見に来てくれて」

[ 2022年7月22日 21:03 ]

俳優の遠藤憲一
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 俳優・遠藤憲一(61)が、22日放送のフジテレビ「爆買い☆スター恩返し3時間SP」(後7・00)にVTR出演し、駆け出し時代の思い出を語った。

 故郷やゆかりの地で、恩返しのため爆買いする人気番組。遠藤は約2年働いたバイト先の東京・日本橋の三越本店で爆買いを決行した。

 無名の役者だった19~20歳のころに約2年間、三越の社員食堂で洗い場担当のバイトをしていた。舞台出演のため休むことも多かったが、さまざまなバイト先の中で、最も長く続いたのが三越だったという。「バイトが続かない時期があった。バイトをやめてから、やめぐせが付いちゃって。俺よりもお姉さんみたいな人たちが、“頑張って”と言ってくれたのがすごいうれしかった」。番組には当時、激励してくれた先輩の女性とも約40年ぶりに再会。遠藤が食事をごちそうする場面もあった。

 遠藤は当時、三越で稼いだバイト代を元手に、自主公演を開催した。入場料は無料。同僚たちが見に来てくれたといい、遠藤は「洗い場のおばさんたちも見に来てくれて」と振り返った。

 先輩女性が「すごいせりふが多かった」と記憶をたどると、遠藤は「不条理芝居なんですよ、ニューヨークを舞台にした」と回想。その舞台で、思わず苦笑いの出来事が起こったという。「洗い場のおばさんたちは大衆演劇に慣れていて。客席から(舞台に上がって)ニューヨークの街を公園を歩いている設定なんですけど、出てきたら“よっ!遠藤!”って。そういうお芝居じゃなかった」と、笑って明かしていた。

 自主公演は一日だけの開催。しかし、その公演でもう一つの出来事が。「プロダクションの人が見に来てくれていて、スカウトしてもらった。たった一日公演だったけど」。芸能界への扉を開いてくれた三越に感謝していた。

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2022年7月22日のニュース