氷川きよし「どうして差別するんですか?」、番組スタッフに逆質問「音楽はみんな一緒」

[ 2022年7月22日 22:46 ]

氷川きよし
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 歌手の氷川きよし(44)が22日放送のTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金曜後8・57)にVTR出演。番組スタッフからの問いかけに「どうしてそうやって差別するんですか?」と問いかけるシーンがあった。

 演歌歌手としてデビューした氷川の転機となった曲は「限界突破×サバイバー」(2017年)だったという。フジテレビ系アニメ「ドラゴンボール超」のオープニングに起用された曲だ。ロックな衣装とパフォーマンスでアニソンに初挑戦し、新境地を開いた。同曲にチャレンジして大切なことに気付いたといい、「新しい自分の可能性のドアを開けた、一つの殻をブチ破った。人って固定観念とか、ルールの中で生きている。音楽には型がなくて、自分が楽しく自分らしく表現できる作品に出会えたなって思っていて」と語った。

 それまでは「こういう表現したいのに、こういうファッションを着たいのに、こういう自分でいたいのに」との思いがあった。さらに「一つのイメージだけだともたない。新しいものを作り出していかなければというプレッシャー」も抱えていた。「限界突破×サバイバー」で自身を素直に表現できるようになったとし、「この曲があったから自分の景色が広がった。自分はこういう人ですと表現できるきっかけを作ってくれた」と明かした。

 同曲では衣装面でも大きな変化が。シースルーやフリル付きの衣装を披露したことに「自分の体形を生かしたり、コンプレックスを逆に良く見せられるように考えたりとか。試行錯誤した」と告白。「前半は大人しめだったんですけど、だんだんエスカレートして。エスカレートというか、着ていて楽しくなれるもの、モチベーションが上がるものって感じ。やっぱりしっくりくるもの、明るくなれる、元気になれるものを着たほうがいいじゃないですか」と笑みを浮かべた。

 その後、スタッフが「衣装と同じで演出面も、歌い方だったりとかも全然違うなと思う」と持論を述べると、氷川は「全然変わらない今までと、同じ延長上」とキッパリ。「どうしてそうやって差別するんですか?」と投げかけた。演歌だから、アニソンだから、境界線は氷川の中で存在しない。「音楽はみんな一緒、全然変わらないです。全然です」と力を込めた。

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2022年7月22日のニュース