「ナウシカ歌舞伎」再演も無念の途中中止…クシャナ役・尾上菊之助が謝罪「とても悔しく残念」

[ 2022年7月22日 20:41 ]

22年5月、「七月大歌舞伎」の第三部「風の谷のナウシカ」取材会に出席した尾上菊之助(左)と中村米吉
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 松竹は22日、東京・歌舞伎座で上演中の「七月大歌舞伎」について、23日から千秋楽となる29日までの全公演を中止すると発表した。舞台関係者計48人に新型コロナウイルス感染が確認されたため。同劇場では18日に第1部が、19日からは第1~3部の全公演が中止となっていた。これを受けて、第3部の「風の谷のナウシカ」に出演していた歌舞伎俳優・尾上菊之助(44)は自身のインスタグラムで謝罪した。

 自身も陽性が確認された菊之助は千秋楽までの公演中止を報告し、「私も陽性者の一人であり、責任ある公演をさせていただていたにも関わらず、このようなかたちになりましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。そして「念願でした『新作歌舞伎 風の谷のナウシカ』の歌舞伎座での再演でしたが、約半分で終わってしまったこととても悔しく残念です」と思いをつづった。

 続けて「ご予定を空けてチケットをご購入くださったお客様には大変申し訳なく、お詫び申し上げます。そして、一緒に稽古を重ね舞台を作り上げて下さった役者の皆様、スタッフの皆様、申し訳ありません」とおわびの言葉を繰り返し、「またいつか再演ができる日を目指します。どうぞ宜しくお願いいたします」と結んだ。

 宮崎駿氏の原作漫画を歌舞伎化した「風の谷のナウシカ」は2019年、東京・新橋演舞場で初演され、菊之助はナウシカ役で主演。今回の再演ではトルメキア王国の皇女クシャナ役を務め、ナウシカは中村米吉(29)が演じていた。

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2022年7月22日のニュース