橋下徹氏「成熟した民主国家であってはならない」 度を超した政治家への暴言について指摘

[ 2022年7月12日 14:26 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が12日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後3・55)に生出演。安倍晋三元首相(享年67)が8日に奈良市内で参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した事件についてコメントした。

 番組は東京・芝公園の増上寺で営まれている葬儀に合わせて、多くの人が献花に訪れていることを現場中継も交えながら紹介した。

 橋下氏は「もちろん政治家ですから政治姿勢、振る舞いに賛否両論あるんですけど、でも日本の国を引っ張ってくださったって事に関しては、おそらく政治姿勢に反対の人もそこには安倍さんに手を合わせる気持ちがあると思います」と悼む人の多さから安倍さんのこれまでの功績を称えた。

 その上で「僕ね、でもね、これもいろんな意見があると思うんですけど、表現の自由は絶対必要ですよ。絶対重要なんですけど政治家に対しての批判、政策に対しての批判、疑惑に対しては厳しくやればいいんですよ。もちろんこれは絶対必要です。ただ、度を超えた『死ね』とか『死んでいい』とか、それはいくら表現の自由でも政治家に対してそれは違うと思います」と表現の自由を超えた政治家への度が過ぎる暴言について批判した。

 「僕も政治家時代にそういうことを受けてましたし、今、一般人の民間人ですけど、およそ今の立場だったら許されないような出自に関するいろんな報道もやられました。政治家に対して厳しい批判はいいんだけれども、もしそういう何か一部ネットの中とかで安倍さんに対して強烈な死んでもいいとかそういうものがもし犯人の犯意に影響していたら、僕は本当に悔やまれるし、成熟した民主国家であってはならないことだと思ってます。まだ分からないですよ、犯行動機も解明なってないからね」と安倍さんへの度を超したバッシングが事件の背景に影響していないか危惧した。

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2022年7月12日のニュース