ロシア出身の小原ブラス ウクライナ侵攻についての取材に懸念「今でもプーチン大統領には反対。でも…」

[ 2022年7月12日 09:59 ]

小原ブラスインスタグラム(@kobara.vlas)より

 ロシア生まれ、関西育ちのコラムニスト・小原ブラス(30)が12日までに自身のユーチューブチャンネルを更新。ロシアのウクライナ侵攻をめぐる取材対応に慎重になっていると明かし、思いを打ち明けた。

 小原はロシア生まれということから「ウクライナ侵攻が始まった当初は取材の嵐だった」という。しかし「ここ最近はかなりお断りをしている状態になっています」と現状を報告。

 「僕がいくらロシア人とはいえ、ロシアの代表面(づら)をして話すのも違うというか…。僕の意見が多数のロシア人の意見ではないよということを配慮してほしいけど、メディアというのはどうしても視聴率が欲しい。何個か、この取材どうなんやろなと思う取材を実は受けたんですよ」と吐露。

 「例えば“今、誹謗(ひぼう)中傷とかくらってませんか?”みたいな。確かに誹謗中傷的なコメントもきていましたけど、圧倒的多数はそうでなくて、僕のことを心配してくれる人の方が多かったですよというと、記者さんは“ちなみにどういった内容の誹謗中傷だったんですか”って聞くから(受け取った誹謗中傷コメントを)見せる。そうするとどういう記事になるかというと、『在日ロシア人、誹謗中傷相次ぐ』と…そういう報道になる」といい「視聴者がそれを見ると、日本に住むロシア人は自分のことを一番心配しているのか、ロシアの人はひどいやつだって言われてしまう。僕の一言がまったく違う意味で伝わる可能性が高いことに気づいた」と経緯を語った。

 「みなさんも、タレントさんやコメンテーターが発言していること、すべてその通りでないということを認識してほしい」と呼びかけ「あくまでも立場は変わっていなくて、今も侵攻侵略には反対だし、プーチン大統領のやり方には反対。でもあまり浅はかなことは何でもかんでも言わないようにしています」と現在の心境を明かしていた。

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2022年7月12日のニュース