サトシがシンジが一歩が…声優仲間や漫画家仲間も「遊☆戯☆王」高橋さん追悼

声優の松本梨香
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　漫画「遊☆戯☆王」の高橋和希さん急逝の一報で日本中に衝撃が走った。アニメやゲームなどマルチ展開されており、各界が悲しみに暮れた。

　シリーズに獏良了（ばくら・りょう）役で出演し「ポケットモンスター」のサトシ役なども担当する松本梨香（53）はスポニチの取材に「あまりにもショッキングなニュースで息が止まりそうでした」と悲痛な思いを明かした。「笑顔がチャーミングな方で、番組旅行に行った時、朝までみんなに付きあってくださったことなど楽しかった思いしかありません」。自身が歌う番組のテーマ曲を褒めてもらったこともあるといい「今でも励みになってます。高橋先生…悲しすぎます。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

　最初のアニメ化で主人公・武藤遊戯の声を担当し「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジ役でも知られる声優緒方恵美（57）はツイッターで「キャストみんなでいろいろ乗り越えた思い出の作品――感謝をささげます」と心境をつづった。

　主人公のライバル海馬瀬人の声を演じた津田健次郎（51）は、海馬が切り札とするカード「青眼の白龍」のカードをツイッターに投稿した。

　「はじめの一歩」の漫画家森川ジョージ氏は、追悼コメントをツイッターに連投。デビュー時期が近く担当者が同じ。高橋さんは週刊少年ジャンプ（集英社）で連載の「遊☆戯☆王」で人気漫画家となったが「売れたよ、やったよというそぶりはみじんも見せなかった。心底かっこいい男だな、と思った」と故人をしのんだ。

　「遊☆戯☆王」のファンであるモデルの栗原類（27）はツイッターで「僕の青春時代、そしてカードゲーマーとしての軸は遊戯王があったからこそ存在します」と感謝。同作の架空のカードゲームを基にした「遊☆戯☆王　オフィシャルカードゲーム」はトレーディングカードゲーム（TCG）界に大きな影響を与えた。TCG大手ブシロードの木谷高明社長は同社の公式サイトで「生前のご活躍に対し、弊社を代表して心から敬意を表し、感謝申し上げます」とつづった。