ナイツ塙 20年間会えなかった漫才協会の師匠とついに対面 宣材写真との違いに「今の方がおもしろい」

[ 2022年2月26日 16:00 ]

ナイツ・塙宣之
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 お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(43)が26日、パーソナリティ―を務めるTBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)に出演。20年間1回も会ったことがなかった漫才協会の師匠・高峰コダマについに会ったことを明かした。

 ナイツは漫才協会で塙が副会長、相方の土屋伸之が常務理事を務めているが、高峰コダマについて「僕らが漫才協会に入ったのが2002年。そこから1回もお会いしたことがない人がいる。名簿も載っていて、漫才大会のパンフレットにはメガネかけて、おかっぱ頭の宣材写真だけが載ってた」と説明。舞台などに出演していないが、年会費だけはずっと払っているため、現在も協会員だとし、塙は「この人は何をやっているのか、(年会費も)本人が払っているのかな?っていうのもずっと気になってた」とした。

 そこで、自身のYouTubeチャンネル「ナイツ塙の自由時間」の企画でコダマの家に行ってみることに。協会の名簿には住所と電話番号があり、事前に電話をしてみたところ、「現在使われておりません」のアナウンスで不通。配布物は届いているとのことで、住所は合っている可能性があるため、「じゃあ、ちょっと行ってみよう」と向かってみることに。

 ところがナビに住所を入れるも、「(住所が一部抜けていて)間違えちゃってるのよ。ナビには『該当する地域はありません』と」と苦笑。それでも、とりあえず、その付近まで向かって捜索。普段アルバイトでウーバ―イーツのドライバーをやっている後輩から「この団地っぽいっすよ」とのアドバイスがあり、コダマの本名はわかっているため、その本名で探したところ、発見。カメラを1度止めて突撃。「ちょっと怖いんだけど、ドンドンってやって、でも、出て来なくて…。『漫才協会のナイツの塙です。本当に元気かどうか会いに来ました』ってドンドンってやったら出てきてくれて」と、ついに面会できたという。

 コダマは「えー?何?どうしたの?」と驚きの表情を見せつつも、怒っているわけではなく、「わざわざ来てくれたんだ」と歓迎してくれたという。風貌は宣材写真の時とは違い、おかっぱ金髪にサングラスだったそうで「今の方がおもしろいじゃん!って思って。出てきた瞬間に、ちょっと笑っちゃった」と振り返った。

 その後、団地の下の公園で2人で話をしたそうで、塙が「そもそもなんでお金だけ払っているんですか?」と聞くと、コダマは「だって、俺、芸人だもんって言うんだよ」と即答。舞台に出ない理由は「俺はもう地方局で冠やってるから。(どこかは)言えないけど。忙しいんだよ、ネタ作ったりして」と話したという。

 ナイツのホームでもある、浅草・東洋館にも観客としてたまに見に来ているといい、年齢は63歳、リーガル天才・秀才の弟子だということが判明。塙は「顔の至る所に絆創膏貼ってて、家の中、めちゃくちゃ汚かったし。1人暮らしで、奥さんとは別居している」と暴露した。

 それでも「20年間の謎」が解けたことで、塙は「また次行きます」と晴れやか。「(話も)嘘っぽくもなかったんだよね、『俺ぐらいだよ、現役でネタ作り続けてるの』って言ってたから。ホントかなと思ったけど。結構辛口言ってた、面白くて、現役バリバリでしたよ。いい人だよ、面白いよ、会いに行くと。今の俺と同じぐらい時から全く出てないのに、まだ芸人やるってすごい」と笑顔を見せた。

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2022年2月26日のニュース