渡辺王将反撃スタートか、藤井竜王のリード拡大か 戦型は「相掛かり」注目の王将戦第3局対局開始

[ 2022年1月29日 09:20 ]

<王将戦第3局第1日>初手を指す藤井竜王(右は渡辺王将)
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 渡辺明王将(37)=名人、棋王との3冠=に藤井聡太竜王(19)が挑む第71期ALSOK杯王将戦7番勝負第3局が29日午前9時、栃木県大田原市の「ホテル花月」で始まった。 棋譜速報

 本局の先手番を持つ藤井竜王は、午前8時45分に入室。渡辺王将は同51分の入室だった。午前9時、立会人の深浦康市九段の合図で対局が開始。竜王の“初手ルーティーン”であるお茶を一口含んで2六歩を着手した。王将は8四歩とした。戦型は相掛かりで、第1局と同じ出だしとなった。

 第2局から中5日で迎えた本局。王将にとってはまずは1勝が期されるところだ。一方、挑戦者の竜王は幸先の良いスタートを切り、すでに2勝。史上4人目の5冠獲得に向けてこのままリード拡大をもくろんでいる。

 第3局のスケジュールは、10:30に午前のデザート、12:30に1時間の昼食休憩、15:00に午後のデザート、18:00に「封じ手」を予定。副立会は戸辺誠七段、記録係は深浦門下の斎藤優希三段が務める。

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