渡辺王将VS藤井竜王激突の王将戦、もうひとつの“名物”…藤井竜王が「かっこいい」と挙げた一枚とは?

[ 2022年1月8日 16:40 ]

<第70期王将戦>2021年1月、第1局の勝利から一夜明け、コガネメキシコインコの祝福を受ける渡辺明王将(静岡県掛川市)
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 第71期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負は9日、静岡県掛川市で開幕する。渡辺明王将(37)=名人、棋王=と藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖=による史上初の3冠VS4冠対決として注目を集めているが、王将戦にはほかの棋戦とは違う“伝統の名物”があることでも知られている。

 それは、勝利が決まった日や翌日に撮影される“勝者の記念写真”。開催地に関連した衣装やユニークなシチュエーションで撮影され、予想外のトップ棋士の姿が見られることから、将棋ファンの間でも話題となっている。昨年の第70期王将戦でも渡辺王将が忍者に扮したり、インコとたわむれたり、いちご狩りを楽しんだり、太鼓を叩いたり…一方、挑戦者だった永瀬拓矢王座は、満面の笑みで軽飛行機の前でポーズを決めるショットがスポニチ紙面に掲載された。

 3連覇で5期目の渡辺王将はこれまで王将戦で23の勝ち星を挙げており、“勝者の写真”でも経験豊富。挑戦する藤井竜王は20年7月にスポニチのインタビューに応じた際、“こんな格好で撮られたい”という希望はあるかと問われると「佐藤康光会長が浜辺で将棋を指している、あの写真がなんかかっこいいなと思ったんですけど、自分がやるかというと…はい」と返答。07年に佐藤康光棋聖(当時=現日本将棋連盟会長)が静岡県河津町の今井浜海岸で将棋を指すショットを挙げた。キノコが苦手とあって「キノコには囲まれたくないです」と笑ってたが、果たして…。7番勝負でどんな“勝者の記念写真”が生まれるのか、注目だ。

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2022年1月8日のニュース