東野幸治 MC業の信条は「僕はミーアキャット」 根底に月亭八方の教え…その心は?

[ 2021年9月11日 11:37 ]

お笑いタレントの東野幸治
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 お笑いタレント東野幸治(54)が、10日深夜のABCラジオ「東野幸治のホンモノラジオ」(金曜深夜1・00)に出演し、自身のMC業についてのポジショニングについて語った。

 フジテレビ系「ワイドナショー」などで、自分の意見を封印して淡々と進行に徹する姿から、ネットで「テレビ界最重要人物」と称賛される記事が出たという。東野は「信用してない」と話半分の感想を口にし、「自分の意見ばっかり言うてたらネットニュース荒れるでしょう?」と説明した。

 東野は自らを「とにかく僕はミーアキャットですから」と表現。「穴から出て、手を縮こませて、右に左に見て天敵がおれへんのを確認して表出ますから。常に穴に入ってる状態ですから」と付け加えた。

 さらに退陣が決定的となった菅義偉首相と重ね合わせ、「立場は分かってますから。僕もアホじゃないですから。これに調子乗って『俺も最重要人物や』と思って、日テレやフジテレビを闊歩していたらあかんのですよ。人には立場、立場がありますから。菅さんは総理で光ってましたか?光ってないでしょ?官房長官なんですよ。僕は総理の器じゃないんです。だまされません」と、おだてる声を聞き入れない決意を示した。

 以前、落語家・月亭八方(73)にされた忠告が心に残っているという。「『一流はずっとトップを走っているから大変だ』と。『ちょっとこけたりすると、落ちていく。落ちたら二流になると思うやろ?違うねん。一流はな、落ちたら三流になんねん』って」というもので、「東野君、二流はええぞ?」とも勧められたという。

 八方の言葉を胸に刻みつつ、「その八方イズムがあるから、『壁があったら上らず、う回しろ』という師匠の教えがあるから、『そうなんや。俺の目指すところは超二流や』って思って」と、邪念とは無縁の心意気を明かしていた。

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2021年9月11日のニュース