坂上忍 DaiGo騒動で提起 「一個人が一つの放送局を持ってしまう怖さ。整備されないと同じ事起きる」

[ 2021年8月16日 15:48 ]

坂上忍
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 タレントの坂上忍(54)がフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演。自身のYouTubeチャンネルで路上生活者(ホームレス)や生活保護受給者を差別するような発言をし、炎上したメンタリストのDaiGo(34)について言及した。

 DaiGoは、8月7日に公開した視聴者からの質問に激辛で答えた動画で、生活保護受給者に触れ「自分にとって必要が無い命は僕にとって軽いんで。だからホームレスの命はどうでもいい」などと発言した。後日の動画で「あくまで激辛エンターテイメントなんで真に受けないでください」と発言をしていたが、ネット上では命の重さに対する差別発言、と厳しい意見が上がっていた。

 坂上は「激辛という範ちゅうではない。どうしちゃったのかなって」と率直な感想を述べ「謝罪だけで済まされるのかって思っちゃう。それくらいの問題。肝心なところが無知。代償が大きいと思う」と述べた。

 さらに、SNSやYouTubeなど個人が自由に発信できるツールはメリットも多い一方で「一個人が一つの放送局を持ってしまう怖さ。もうちょっと整備されないとまた同じこと起きるのでは」と問題提起した。「僕らだっていろんなハードルを経て、この3時間の放送やってるわけで。それを個人の判断で到底できるもんじゃないと思うけどね」を考えを語った。

 元フジテレビアナウンサーで現在はフリーの高橋真麻(39)も「もっと賢い人かと思ったのに…確かに本人の危機管理能力が低かったら、いくらでも過激なこと流せちゃう。そういう判断は個人では無理だと思う」と共感した。

 DaiGoの発言について、アンミカは「分別がない。差別かどうかギリギリを攻めるのがかっこいいという布石になってはいけない」と語気を強め、放送作家の野々村友紀子氏も「もしそう思ってたとしても、公然性のある場所で言ったらどういう事態を招くのかと。メンタリストで人の気持ちを先読みしてきたのに、なんでわからへんかったのは不思議。(何度も謝罪したことが)ポーズってとられてもしょうがない」と指摘した。

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2021年8月16日のニュース