フジテレビ・金光新社長が抱負 「GP帯で人気レギュラー番組が出てくることを期待」

[ 2021年7月9日 15:00 ]

フジテレビ社屋
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 フジテレビは9日、新型コロナウイルス拡大の影響で社長定例会見を中止したことを受けて、報道各社の質問状に文書で回答。新社長に就任した金光修氏が抱負を述べた。

 編成出身で、1993年から放送された人気番組「料理の鉄人」の企画などを手がけた金光社長は「GP帯(ゴールデン・プライム帯)の視聴率を上げることの難しさについて身をもって体験した」と振り返り、競合メディアが増える中でも「時代に合ったテレビ局のビジネスモデルを構築していきたい」とした。

 自身が番組に携わっていた頃と「テレビの役割は今も昔も変わらないと思う」とした上で「視聴率のテレビ番組に対する好みは時代とともに変化している。こうした変化をきちんと理解した上で、社会に求められる番組コンテンツを送り出したい」とした。

 「若い視聴者にターゲットを振ってきた基本的な戦略」は維持しながらも、「より多くの方に見て頂くことも目標に加えなければなりません。特にGP帯で人気レギュラー番組が出てくることを期待しています」とした。また、視聴者の半分以上を占める女性を今まで以上に意識するとし「視聴者に近い感覚をもった前例にとらわれない柔軟な発想でのタイムテーブル作り」に期待を寄せた。

 コロナ禍や自然災害増加する中「今まで以上に気を引き締めて公共的使命を果たしたい」とした。

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2021年7月9日のニュース