「北の国から」舞台の富良野市が田中邦衛さん追悼 「本当の豊かさとは何かを教えていただきました」

[ 2021年4月2日 20:57 ]

フジテレビ「北の国から 2002遺言」 制作発表で意欲を語る(左から)吉岡秀隆、田中邦衛さん、中嶋朋子
Photo By スポニチ

 俳優の田中邦衛(たなか・くにえ)さんが3月24日午前11時24分、老衰のため死去した。88歳。田中邦衛さんの死去を悼み、ドラマ「北の国から」の舞台となった北海道富良野市が公式サイトで追悼メッセージを掲載した。

 「田中邦衛さんのご逝去を悼んで」と題し、同市の北猛俊市長名で掲載した文面は以下の通り。

 
 田中さんは、本市を舞台にしたドラマ「北の国から」において、大自然の中で家族と共に強く生きる姿、そして本当の豊かさとは何かを黒板五郎という役を通して私たちに教えていただきました。

 田中さん演じる黒板五郎の、不器用ながらも家族への深い愛情を注ぐ姿は、多くのファンの心を掴み、全国に富良野の地名が知れ渡り、多くの方に足を運んでもらえるようになりました。

 富良野市のみならず、北海道といえば北の国から、五郎さんというイメージを全国の方々に持っていただける程の多大なる貢献をいただいたご功績を称え、2001年のドラマ放映20周年の際に本市の「名誉住民」となっていただきました。

 富良野市民とともに北の大地に生きてこられた五郎さんに深甚なる感謝を申し上げるとともに、心より田中さんのご冥福を申し上げます。

令和3年4月2日
富良野市長 北 猛俊

続きを表示

2021年4月2日のニュース