フット岩尾 森会長の謝罪会見に不快感、選手の士気低下懸念「『やめようかな』という人が出てくるんじゃ」

[ 2021年2月4日 17:04 ]

「フットボールアワー」の岩尾望
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 お笑いコンビ「フットボールアワー」の岩尾望(45)が4日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演し、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)がこの日、女性蔑視とも取れる発言について開いた謝罪会見についてコメントした。

 森氏は3日に都内で行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会に出席した際、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと述べた。4日の会見では「評議員会での発言につきましては、オリンピック、パラリンピックの精神に反する不適切な表現であった。深く反省をしている。発言をいたしました件については撤回をしたい。不愉快な思いをした皆様にはお詫びを申し上げたい」と、用意された書面を読み上げた。

 その後、行われた報道陣との質疑応答では、質問者に「聞きづらい」との理由でマスクを外すよう要求したり、国際オリンピック委員会(IOC)への説明について「それは必要ないでしょ?ここでしたんだから。昨日の(記事)は出して、今日のは出さないわけではないでしょう?」と、報道陣任せを明言。謝罪会見とは思えない“上から目線”とも取れる場面が目立った。

 MCの坂上忍(53)が「謝罪というのはペーパーを読んで全然構わないと思う。一番大事なのは、質疑応答はその人の人間性、本音が透けて見える」と指摘すると、岩尾は「ペーパーから目を離した瞬間、人間が出すぎてますよね」と苦笑いした。

 質疑応答では、質問を遮るように話し始める場面が目立った。岩尾は「女性の記者も多かったですし、話が長いとかそういうことが問題になって謝罪会見を開いているのに、記者の質問を途中で遮って、すぐしゃべり出したりとか、そんなところがもう…」と不快感をあらわにした。

 さらに「アスリートたちが『ギリギリ頑張ったら出られそうだけど、こんなんやったらやめようかな』という人が出てくるんじゃないかな?」と、選手のモチベーション低下につながりかねないと懸念を示した。

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2021年2月4日のニュース