橋下徹氏 森会長の謝罪会見に「小池さんが女性の知事なんだからガツンと言って鈴つけて…」

[ 2021年2月4日 14:50 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(51)が4日、TBS系情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(月~金曜後1・55)に出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)の釈明会見についてコメントした。

 森氏は3日、都内で行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会に出席した際、JOCが女性理事を増やしていく方針を掲げていることに「女性がたくさん入る理事会は時間がかかる」などと女性蔑視とも取れる発言をし、4日の会見で「不適切だった」として発言を撤回、謝罪した。会長辞任は否定した。

 橋下氏は「国民に理解を得るという会見目的からすれば最悪の会見。全く反省の意図も伝わらないし、ジェンダー問題についての理解も全くないなって伝わりましたよ。最悪の会見です」と指摘。そして「ただ、83歳でうちのおかんともいろんな社会の価値観についても“おかん、それちゃうよ”って言っても全然聞かない。聞く耳持たない。それとそっくり。意地になっちゃって。森さんを国民がつるし上げてワーワー言っても聞く耳持たないですよ」とし、「どこが1番重要なのかと言うと、今まさに民意が届かない五輪組織委員会っていうものは選挙で選ばれたわけではないから、森さんとしては“俺はやるんだ”って意地になっているんだけど、ここを変えるのが政治。ここは菅さんか小池さん、組織委員会のメンバーの意識も問われますよ。もうトップがああいう会見をやって、これはまずいな、代えなきゃいけないなって思わない組織委員会だったら組織委員会もダメです」と持論を展開した。

 さらに「森さんはすごい政治力があるんで、五輪みたいな大会をまとめていこうと思ったら森さんの政治力は絶対に必要」とし、「だから表に向けての看板としては森さんではない人をきちんと据えて、これから最後、森さんの政治力、これから五輪をコロナ禍でやるかどうかはIOCとも日本政府とも民間企業とも調整が必要になってくるんで、ここの下支えをする水面下のポジションでしっかり残りの任期をやってもらって、看板は代えないと国民はしらけてしまう。これは最後は政治の力だと思う。小池さんが女性の知事なんだからガツンと言って鈴つけて交代させなきゃいけない。でも森さん個人を日本全国民がワーワー批判してもおじいちゃんだからしようがない」と自らの考えを述べた。

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2021年2月4日のニュース