“コロナ禍のイカ天”で若手ミュージシャン発掘へ 決勝大会メインMCに西川貴教

[ 2020年12月11日 05:30 ]

西川貴教
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 若手ミュージシャンを発掘するオーディションイベント「Go To STARDOM」が「コロナ禍のイカ天」として注目を集めそうだ。事務局は10日、決勝大会(来年3月31日、横浜1000CLUB)のメインMCを西川貴教(50)が務めると発表。レコード各社から審査員13人が選ばれ、メジャーデビューが約束されたグランプリには賞金100万円が贈呈されることも決まった。

 全国約40カ所のライブハウスの公演が月額580円で見放題となるサービス「サブスクLIVE」と、ソフトバンクが共催するオーディション。バンドだけでなくアイドルや演歌歌手などジャンルや年齢を問わず応募が可能で、事務局スタッフの西秀一郎氏は「ウィズコロナ時代の“イカ天”を目指そうと企画しました」と明かす。

 イカ天とは89~90年にTBSで放送された「三宅裕司のいかすバンド天国」の略称。アマチュアバンドが審査員のジャッジのもとでキングを競う番組で、BEGINやたま、BLANKEY JET CITYをメジャーデビューさせた。

 サブスクLIVEを通じ、コロナ禍で窮地に陥っている全国のライブハウスを支援している西氏は「ライブハウスにはアマチュアミュージシャンとデビューをつなぐ役割もあった。その流れでブームになったのがイカ天。このオーディションで同じような役割が果たせれば」と企画意図を説明した。審査員は音楽制作の統括者や新人開発部のリーダーら、趣旨に賛同したプロ中のプロの13人が務める。

 エントリーは先月25日にスタートし、今月18日まで。オリジナル楽曲を演奏している映像を自身で撮影し、ネットで応募。通過者は来年の1、2次予選を経て5組が決勝大会に駒を進める。

 ▽三宅裕司のいかすバンド天国 TBSで1989年2月から90年12月まで放送された「イカ天キング」を争うアマチュアバンドの勝ち抜き戦。5週防衛し「グランドイカ天キング」になるとメジャーデビューできた。三宅裕司、相原勇が司会。89年の新語・流行語大賞で流行語部門の大衆賞を受賞。第2次バンドブームの火付け役になった。

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