福山雅治 17歳の時に他界した父との忘れられない思い出はフェアレディZ「ヒーローに見えた」

[ 2020年12月4日 21:19 ]

福山雅治
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 歌手で俳優の福山雅治(51)が4日放送のTBS「ぴったんこカン・カン」(金曜後8・00)に出演。17歳の時に他界した父親との思い出について語った。

 福山は19歳の時に「アミューズ・10ムービーズオーディション」に合格して芸能界入り。90年3月に「追憶の雨の中」で歌手デビューしたものの、同日に同じ事務所の「BEGIN」がデビュー。「BEGIN」の「恋しくて」はオリコン4位までチャートが上がるなどヒットしたが、福山の方は「計測不能」と語り「データがない。売れた枚数が分からない」と順風満帆とはいかなかったデビュー当時を振り返った。その後、俳優、歌手として不動の地位を築いた福山だが、今月8日に6年8カ月ぶりに発売されるオリジナルアルバムに、福山の父親の名前「AKIRA」とつけた。

 音楽活動30周年に発売するアルバムの名に、父親の名を付けたことについて福山は「自分が17歳の時に父親が1年間闘病していたんですけど、父の苦しさであるとか、無念さであるとか。母親もずっと看病していたんで、母親の苦しみであるとか…。僕自身もそうですけど、音楽という世界に没頭すると、苦しみや辛さを少し忘れられる。原点はやはりそこにあるので、この30周年で描くことが、父親に対する恩返しもになるなと思ったし、ずっと応援してくれたファンへも、ここから僕が始まったんですっていう告白と恩返しにもなるのかなと思った」と説明した。

 そんな福山にとって、父親との忘れられない思い出が日産のスポーツカー「フェアレディZ」だという。子どもの頃、地元・長崎でスーパーカーショーが開催され、父が兄と福山を連れて行ってくれたという。そこで「俺もスーパーカー乗ってみたか~!」と言うと、「おう、分かった。持ってきたるけん」と答え、知り合いから借りてきた「フェアレディZ」を持ってきて乗せてくれたことが、今でも思い出として残っていると話し「それをパッとかなえてくれた父親がとても格好よく見えた。ヒーローに見えた。普段は麻雀ばかりやって、家に全然帰ってこないで飲んだくれなんですけど、そういうのが一発あるだけで、なんか許せると言うか…格好いいと思えちゃうんですよね」としみじみと語った。

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2020年12月4日のニュース