若狭勝氏 特捜部の前首相への事情聴取は「事情を聴きましたよという形を残すための事情聴取」

[ 2020年12月4日 15:57 ]

若狭勝弁護士
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 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(63)が4日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜の夕食会を巡る疑惑に関して言及した。

 安倍晋三前首相側が夕食会の参加費で賄えなかった費用計900万円余りを補てんしたとされる問題で、東京地検特捜部は臨時国会が5日の会期末で閉会した後、安倍氏本人から事情聴取する方向で調整している。
 
 若狭氏は「秘書の方が一切、不記載については前総理には報告していなかったと供述していると思われる。その裏付け的な話として安倍さんの方からも“一切秘書から聞かされていない、報告も受けていない”ということですか?っていうような聞き方をして安倍さんが“そうです。何も知りませんでした”っていうような流れが1番考えられる」とし、「逆に安倍前総理に“そんなことはないだろう。状況的に知ってないはずがない”という追及の調べをして安倍さんから、知っていたという話を引き出そうという目的で事情聴取がされるとは思えない」と自身の見解を述べた。そして「安倍さんの責任を追及しようという事情聴取とはちょっと違う。ある意味、将来的にきちんと安倍さんからも事情を聴きましたよという形を残すための事情聴取」と話した。

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2020年12月4日のニュース