辛坊氏の緊急事態宣言不要論 3月に確信も「『3密、気をつけましょう』と言うのが得」

[ 2020年5月30日 14:05 ]

辛坊治郎氏
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 元読売テレビ解説委員でキャスターの辛坊治郎氏(64)が、30日放送の読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」(土曜前11・55)に出演し、新型コロナウイルス感染拡大で全国で発令され、25日で全面解除された緊急事態宣言について、結果論として「必要なかった」との見方を示した。

 番組は、新型コロナウイルスに関する疑問を辛坊氏らが解説するという緊急企画。番組冒頭で同氏は「『世の中で一般的に言われてるのはこういう話です。8割くらいの人がそやね』という解説をするのか、『8割くらいの人がそれちゃうんやないかと言うけれども、私はこう思います』という解説がいいのか。オーダーメイドで好きなように言うていただいたら」と、バラエティー番組らしい前振りで意見を求めた。MCの月亭八光(43)から「がんがんいって下さい。その代わり責任自分で取って下さい」と説明されると、辛坊氏は「標準解説で参りたいと思います」と笑わせた。

 辛坊氏は日本のコロナ政策の成否について「政治っていうのは結果論ですから、宣言発令されたときは世論調査で8割は『遅すぎる』と言った」と振り返りつつ、「死者がめちゃめちゃ少ないですから。結果論からすると早すぎるも遅すぎるもなくて、成功したと言うしかない」と語った。

 八光から第2波、第3波の懸念について聞かれると、辛坊氏は「第2波は冬に必ず来ると思います。私ね、もともと『緊急事態宣言いらんかったやろ派』なんですよ」と明かした。世界の感染者数、死者数の伸びをグラフ化して比較した結果、欧州で感染拡大したものとはまったく違う推移だったことが理由のようで、「ヨーロッパのようにはならんというのは、3月末には見えてた話です。よく見る人はね(分かっていた)」と豪語した。しかし、あまり声高に訴えることはなかったようで、「私も結果どうなるから大胆に言えるかというと、こっそりは書いてましたけど。『3密、気をつけましょう』と言うのが得じゃないですか」と笑って明かした。

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2020年5月30日のニュース