加藤登紀子 6月に歌手生活55周年コンサート「私は歌手としてできることを」

[ 2020年3月13日 16:18 ]

歌手生活55周年記念コンサートに意気込む加藤登紀子
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 歌手の加藤登紀子(76)が13日、大阪市内で歌手生活55周年を記念したコンサート「未来への詩」(6月20日、京都芸術劇場春秋座)の取材会を行った。

 新型コロナウイルス感染症の影響で、3月中に行う予定だった通常コンサートは延期、イベントが中止になるなど大打撃を受けたが、本人は「とても楽な日々」とおおらかで、その分レコーディングに時間をさいているという。

 さらに「(新型コロナウイルスに対して)可能な限り、間違いのない判断をしながらもできるだけ楽しく、皆が落ち込んでいかない過ごし方ができるように、私は歌手としてできることをやっていきたい」と付け加えた。

 加藤は昨年9月、千葉の自宅が台風15号の影響で約2週間停電したこともあり、「私たちはいろんなリスクの中で生きている。ひとつのリスクに対応するために他に対応できなくなっちゃう社会はすごく恐ろしい」としみじみ。「地域のつながりはすごく大切。今、できるだけ“人と会わないようにしてくれ”って言われている部分もあるけれど、コミュニティーは壊れてはいけないし、いい方向をみつけて丁寧に生きていかないと」と私見を述べた。

 コンサートでは「知床旅情」や「この空を飛べたら」など数多くのヒット曲を22~23曲「私の足跡を紡いでくれた歌を丁寧に歌いたい」と意気込んだ。同コンサートは6月6日に山形・シベールアリーナ、同28日には東京・Bunkamuraオーチャードホールでも行う。

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2020年3月13日のニュース