大麻所持「RIZE」JESSE 起訴内容認め涙の謝罪 懲役2年を求刑

[ 2019年10月8日 17:28 ]

 自宅で大麻を所持したとして大麻取締法違反罪などに問われたロックバンド「RIZE」のJESSEこと、マック・ファーデン・ジェシー・ソラト被告(39)の初公判が8日、東京地裁で開かれた。ジェシー被告は起訴内容を認め、涙ながらに家族やメンバーに謝罪。検察側は懲役2年を求刑し、即日結審した。判決は29日。

 黒いスーツに、もみあげまでつながる髭。世界的ギタリスト、Char(64)の長男としても知られるジェシー被告は、小林謙介裁判長に職業を聞かれ「ミュージシャンです」と答えた。

 初めて大麻を使ったのは母国の米国で17歳の時。持病の腰痛緩和のためだったといい、日本では08年ごろから使用を始めた。7月19日の逮捕時に所持していた大麻は、同7日の音楽イベントで外国人に無償譲渡されたものだと主張。検察側からは、過去にフジロックフェスティバルでも他人からもらったことがあると指摘された。

 被告人質問では「僕が逮捕されて娘が学校でいじめられていないか、バンドメンバーは大丈夫か心配だった」と声を震わせた。RIZEはバンドメンバーのKenKenこと金子賢輔被告(33)も同罪で逮捕、起訴され活動休止中。「1日でも早く復帰したい」と望んだ。

 芸能人の薬物事件が相次ぐ中で「自分は大丈夫だろうと思った。認識が甘かった」とうなだれた。退廷時には傍聴した男性ファンに「ジェシー、愛してるぞ」と激励され、振り向いて視線を送った。

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2019年10月8日のニュース