カメラマン川又昂さん死去　「砂の器」「黒い雨」多くの名作撮影

カメラマン・川又昂さん
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　野村芳太郎監督の「砂の器」や今村昌平監督「黒い雨」など、数多くの名作で撮影カメラマンを務めた川又昂（かわまた・たかし）氏が多臓器不全のため5日午後3時5分、神奈川県藤沢市の病院で死去した。93歳。茨城県出身。葬儀・告別式は8日正午から藤沢市のカルチャーBONDSで。喪主は妻ノブヨさん。

　小津安二郎監督の「東京物語」などの撮影助手を経て、撮影監督に昇進。大島渚監督の「青春残酷物語」をはじめ野村監督「事件」「鬼畜」など98作品でカメラを回した。1978年、「事件」「鬼畜」で毎日映画コンクール撮影賞。