ラグビーW杯サモア戦の瞬間最高視聴率46・1% 令和初30%超&全番組トップの快進撃!

[ 2019年10月8日 05:30 ]

サモア戦の終了間際にトライを決める松島。右は福岡。(撮影・吉田 剛)
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 日本テレビが5日に生中継したラグビーW杯・日本―サモア(午後7時15分~9時34分)の平均視聴率が32・8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。今年放送されたスポーツ番組はもちろん、全番組を通じて最高の平均視聴率。ジャパンの躍進とともに視聴率も伸びている。

 令和に入って初めての30%超えだ。日テレ関係者は「ラグビーでこれだけの数字が残せると思わなかった。大会前に想定していた数字の3倍」と驚いた。他局の関係者も「テレビの視聴習慣が高い50代以上が多く見ているが、10~20代もしっかり取り込んでいる。テレビ業界全体にとって良いこと」と話した。

 瞬間最高視聴率は、午後9時23分の46・1%。試合終了直前、松島幸太朗選手がトライを決めた直後だった。ボーナスポイント奪取のため4トライ目を目指して懸命に攻撃する日本を、多くの視聴者が応援していた。

 日テレは13日に日本が1次リーグ突破を懸けて戦うスコットランド戦も中継する。9月20日の開幕戦・日本―ロシアは18・3%、同28日の日本―アイルランドは22・5%(試合後半)で、快進撃とともに平均視聴率も上昇している。13日は午後7時45分に試合開始。日曜日のゴールデン帯で、さらなる視聴率アップも期待される。

 日テレの6年連続の平均視聴率「3冠王」(全日、ゴールデン、プライム)に向けた原動力にもなりそうだ。テレビ朝日の猛追を受ける中で、ラグビー中継の好調は想定外の展開。日本が2位で決勝トーナメントに進出すれば、準々決勝の試合も中継できる。同局関係者は「運命の瞬間をより多くの方に見ていただけるよう、一層盛り上げていきたい」。日テレにとっても勝負の大一番となる。

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2019年10月8日のニュース