“長男”近藤真彦 ジャニーさんを悼む「何度も泣いちゃいました 叱られそうです」

[ 2019年7月11日 05:30 ]

ギネスブック2012年版に掲載されたジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長の写真。「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのNo.1シングルをプロデュースした人物」の2部門で認定された
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 ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)が亡くなってから一夜明けた10日、所属タレントの間でも悲しみが広がった。最年長の“長男”近藤真彦(54)は「何度も泣いちゃいました。叱られそうです」とコメント。少年隊の東山紀之(52)、TOKIOの国分太一(44)らはテレビ番組で追悼の言葉を述べた。

 ジャニーさんが救急搬送された先月18日、近藤は東山、中居正広(46)、滝沢秀明氏(37)らとともに真っ先に病室に駆け付けた。9日に亡くなるまでの約3週間を、「病室で数々の奇跡を見せていただきました。改めてジャニーさんの強さを感じました」と振り返った。事務所によると、ジャニーさんは危険な状態に陥っても「タレントたちが呼び掛け、体をさするたびに危機を脱することができた」という。

 先月20~23日にはオーナー兼監督を務めるレーシングチームの大会のため、ドイツに行かなければならないスケジュール。多忙な中でも合間を縫って何度も病室を訪れた。「タレントと社員が、もしかしたらという心の準備をする時間も頂きました。さすがジャニーさん、最後まで最高なセルフマネジメントでした。長男でいながら、何度も泣いちゃいました。叱られそうです。ジャニーさんありがとう」と悼んだ。

 1977年にジャニーズ事務所に入所してから42年間、ジャニーさんとともに歩んできた。“育ての親”と事務所の“長男”の絆は深く、近藤は「一生やらないと思っていた」という舞台にも、ジャニーさんに言われれば出演した。13年にジャニーさんが作・演出・構成を手掛けたミュージカル「DREAM BOYS JET」に出演。F1が題材の物語で、主人公は近藤がモデル。ジャニーさんから「ユーの物語だよ。ユーが出ないと成立しない」と出演オファーを受け「その熱さに負けた。ジャニーさん以外のオファーだったら受けてない」と23年ぶりに舞台に立つことを決めた。

 80年代に「たのきんトリオ」で脚光を浴び、以降、ソロ歌手やタレント、レーシングドライバーなど、さまざまなシーンで活躍してきた。「今の僕があるのは、ジャニーさんのおかげです。あの頃、13歳のあんな僕に声を掛けてくれてありがとうございました。ゆっくり休んでください」と天国へ旅立ったジャニーさんへ感謝の言葉を贈った。

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2019年7月11日のニュース