NHK「ごごナマ」の船越英一郎への意見「100を超す数字」

[ 2017年7月19日 15:39 ]

俳優の船越英一郎
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 NHKの木田幸紀放送総局長は19日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、同局の情報番組「ごごナマ」(月〜金曜後1・05)の司会を務める俳優の船越英一郎(56)をめぐる騒動について言及した。

 騒動は船越の妻でタレントの松居一代(60)によるネットでの暴露によって勃発。船越が淡々と生出演を続ける中、松居のブログでは船越が司会を続けることへの抗議をNHKに入れるようファンに呼びかけるなど、エスカレート。さらに、19日のブログでは「一回の出演料40万円だ」などと、同番組への出演料まで暴露している。

 木田放送総局長は「NHKとしては個人のブログの内容についてコメントはありません。出演者のプライベートに関わることに関してなので、それについてもコメントすることはありません」とし、出演料に関しても「今までもお話してきたことはないので控えさせてください」と明言を避けた。

 ただ、船越の出演に関しては「引き続き、MCを担当していただくつもりです」とコメントした。正籬広報局長は「問題が発覚した7月5日」から毎日、さまざまな意見が寄せられているといい、「松居さん、船越さん、双方の立場からのご意見、夫婦のプライベートなことに関して取り上げるべきではない…などさまざまな角度から意見が届いております」と説明。意見の総数は現時点では集計はしていないというが、「ブログ等、いろいろな動きがあり、それに応じてご意見が寄せられている」とし、意見は少なくとも「100を超す数字」は来ているという。

 一部では10月の改編で船越が降板するのでは?と報じるメディアもある。番組が4月のスタート以来、視聴率は苦戦を続けているが、木田放送総局長は「まだ、下期の新しいやり方など、現場から詳しく聞いているわけではない」とし、「4月にお話していたとおり、このようなタイプの番組をスタートさせて、すぐ結果が出るとは考えてなかった。むしろ、この3カ月半で番組の開始した時の狙いについては、それなりの成果を上げてきている」と強調。10月以上の番組継続などについても「MCをそのままでリニューアルをするのか?」との問いには「普通はそうだと思うが、その事自体も具体的には現場から聞いていない」と話した。

 船越からの降板などの話があるか?との問いには「現場の担当者はいろいろ信頼関係の中で、話を聞いているかもしれませんが、私が聞いているわけではないので、具体的なやり取りはお答えを控えさせてください」と担当者と船越とのやり取りも明かさなかったが、「今日も出てらっしゃいましたよね?それ以上のことはない」と続けた。

 今月6日に行われた会長定例会見にもこの話題となり、上田良一会長(68)は「私がコメントできるような知識も立場にもない」とコメントを控えた。広報局長は「出演者のプライベートなことに関してはこれまでもお答えしていない」と回答。NHKには視聴者から「事実関係はどうなんだ?」など、さまざまな声が寄せられているが「“やめろ”という声はあまりないと聞いている」(関係者)としていた。

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2017年7月19日のニュース