今年で10回目「夏休み!英語落語祭り」 8月12、13日開催

[ 2017年7月19日 20:12 ]

「夏休み!英語落語祭り2017」に出演する桂かい枝(右)、桂福龍
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 8月12、13日に開催される「夏休み!英語落語祭り2017」の開催発表会見が19日、大阪・天満の上方落語協会会館で開かれた。

 桂かい枝(48)は「恒例のお祭りは今年で10回目」と話し、「落語は英語にすると短くなります」と説明。会見に同席したのが、昨年10月に四代目桂福團治(76)の「11番目の弟子になりました」と言うカナダ人落語家の桂福龍(39)=本名デリック・ケイバーズ。カナダ・マニトバ州ウィニペグ出身で、大学ではコンピュータ・エンジニアになる勉強をしていたが、01年に来日して16年目。日本では、当初は英語教師をしていたが、「日本語のレベルアップのため」に知人の紹介で知った落語にはまり、「落語中毒になった」とアマ落語家として勉強。昨年10月1日に福團治門下への弟子入りを許され、プロとなった。

 「桂枝雀師匠が好き。福團治師匠の人情噺も好きです」と流ちょうな日本語で話す。英語落語は「20ぐらいできる」そうで、今回は「手水廻し」「皿屋敷」を演じる。日本語の落語は「時うどん」「寿限無」「動物園」の3つが持ちネタだそうだ。

 また、かい枝は8月22、23日にデンマーク・オーデンセで開かれる「アンデルセン・フェスティバル」に招待された。英語落語のYoutube画像を見た主催者が昨冬、かい枝に「ぜひ来てほしい」とメールが届いた。ストーリーテラーとして世界で呼ばれる5人の1人に選ばれた。「欧州ではストーリーテリングを楽しむ文化がある」と過去24カ国で英語落語の経験があるかい枝。「桃太郎をやります。子供から大人まで語りかけるように。海外公演では日本の昔話がウケる」と英国に続いて欧州で2カ国目のデンマーク公演に意欲を見せていた。

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2017年7月19日のニュース