鈴木紗理奈「いまだに疑っています」 盗難被害も前向き 受賞スピーチで会場爆笑

[ 2017年7月19日 18:10 ]

受賞会見を行った鈴木紗理奈
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 15日(日本時間16日)にスペイン・マドリードで開催された第6回マドリード国際映画祭で最優秀外国映画主演女優賞を受賞したタレントの鈴木紗理奈(40)が19日、都内で会見を開いた。

 主演映画「キセキの葉書」(監督ジャッキー・ウー、8月19日公開)の演技が評価され、同賞を受賞。芸能デビュー26年目にして初の映画初主演作の受賞に「いままでの人生で、キャリアの中でとてもうれしくて光栄。帰国したらこんなに大勢の方が駆けつけてくれて何も信じられない。ノミネートされただけで十分なくらい、すごい舞い上がっていました。いまでも信じられない。いまだに疑っています」と万感の思いを語った。

 映画は、淡路大震災から半年後の1996年の兵庫県西宮市を舞台に、難病の娘と認知症とうつ病を併発する母に挟まれながらもひたむきに生きる主人公を描く。主演の起用に当初は首を傾げたが「期待に応えたいという、いいプレッシャーがあった」と振り返り、およそ10年ぶりとなる演技に挑戦した。久しぶりの演技となったが「セリフは自然と覚えられたすばらしい脚本だった。自分にできることは情熱を注ぐことと、監督の言うことを素直に表現することが私の役目だと思った」と回想。現場でジャッキー監督に多くの助言をされたようで「監督の言うことを素直に聞いたら賞を獲れた」と感謝した。

 快挙の裏側では、宿泊先のホテルのレストランで、パスポートの入ったバッグが盗難に遭うという災難も。盗まれたことが発覚した後、バタバタだったが受賞スピーチの場で「パスポートもカードもなくなったけど、トロフィーをゲットした」と話したら会場は爆笑の渦となったという。鈴木は「わいたので盗まれてよかった。災難でしょうけど、おかげで色んな方から『スピーチよかったね』と言われた。それがきっかけで話が弾んだのでラッキー」と前向きに話し、笑いに転換した。

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2017年7月19日のニュース