青森で29年ぶりプロ野球1軍戦開催、嬉しくて?地元テレビ欄、意味不明な内容で話題に

[ 2017年6月28日 16:42 ]

28日の地元テレビ青森のテレビ欄
Photo By スポニチ

 29年ぶりにプロ野球の1軍公式戦が行われる青森のテレビ番組表がインターネット上で話題になっている。28日に楽天・オリックス戦が弘前で開催されるが、中継する東北放送とテレビ青森の番組表は「本州の一番北のはずれに住んでいた私たちには職業野球は遠い出来事だった…」と始まり、「『俺、青森に転勤になった…今度は遠距離…』『楽天、一緒に見られるね!』『え…そうだね』」の文字が。謎の文言が並んだ番組表について、担当した東北放送スポーツ部に聞いた。

 この日の東北放送とテレビ青森の番組表は、プロ野球中継をハイテンションで伝える内容。「本州の一番北のはずれに住んでいた私たちには職業野球は遠い出来事だった…弘前出身寺山修司も焦がれた野球が青森に!29年ぶりの一軍公式戦解説は元三沢高エース元祖甲子園のアイドル太田幸司!」と、地元を代表する歌人とヒーローの名を組み入れて29年ぶり開催を喜んだ。

 ここまでは理解できるが、その後は「『俺、青森に転勤になった…今度は遠距離…』『楽天、一緒に見られるね!』『え…そうだね』」と突然、物語仕立ての内容に。東北放送スポーツ部に取材すると、大手引越し会社のCMに絡めたものだと明かした。元ネタのCMは、男性が「俺、転勤になった。青森に…これからは遠距離に…」と神妙な顔つきで女性に告げると『リンゴ、一緒に食べられるね!』と返事が。転勤のための引っ越しを前向きに楽しむという内容だ。

 番組表の内容を考えたスポーツ部担当者は「一瞬“えっ?”となるような内容になれば視聴者の方の目を引くかなと思いました。そして、青森を代表する歌人・寺山さんと太田さんの名前も使わせていただきました。この日の解説をする太田さんは、地元では現役のプロ野球選手よりも有名かもしれませんのでご当地らしさが出るようにしました」とコメント。29年ぶりの青森開催をテレビ局も盛り上げている。

続きを表示

2017年6月28日のニュース