野際陽子さん遺作「やすらぎの郷」7・0% 訃報翌日、前回から上昇

[ 2017年6月19日 09:29 ]

野際陽子さん
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 肺腺がんのため亡くなった女優の野際陽子さん(享年81)が出演中だったテレビ朝日の昼帯ドラマ「やすらぎの郷」(月〜金曜後0・30)が訃報から一夜明けた16日に放送され、平均視聴率は7・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが19日、分かった。

 15日夜に突然の訃報が伝えられてから一夜明けた放送。前日15日の6・0%から1・0ポイント上昇した。この日は番組冒頭「6月13日、野際陽子さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼テロップが表示され、野際さんの出演シーンも放送された。

 同作はシニア世代向けに新設された昼帯ドラマ枠の第1弾で、4月にスタート。テレビ界に功績のあった者だけが入れる老人ホームを舞台に、名優たちがスターを演じる虚実入り交じった物語が話題を呼んでいる。

 野際さんは、主人公・菊村栄(石坂浩二)の亡き妻・律子(風吹ジュン)の親友・井深凉子を演じた。闘病中も出演場面は残っており、脚本家の倉本聰氏(82)が体に負担がかからないように台本を書き換えていたが、野際さんはそれをきっちりとこなして女優魂を見せた。

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2017年6月19日のニュース